皆さんは、「Sendit」というアプリをご存知だろうか? 10代を中心に人気を集めている、匿名で質問を募集・回答できるアプリだ。Snapchatと連携して利用する、というユニークな特徴を持っている。今回は、この「Sendit」の仕組みや魅力、そして、利用する上で注意すべきリスクについて、詳しく解説していく。
- 1. 「Sendit」の仕組み:Snapchat連携で生まれる“匿名性”と“気軽さ”
- 2. 「Sendit」の魅力:若者を惹きつける“3つ”のポイント
- 3. 「Sendit」に潜むリスク:匿名性の“落とし穴”と“注意点”
- 4. 「Sendit」の始め方:アプリのインストールから質問募集まで
- 5. 「Sendit」の今後:匿名コミュニケーションアプリの“未来”は?
- 6. まとめ:「Sendit」は“諸刃の剣”! 正しく理解し、賢く使おう
1. 「Sendit」の仕組み:Snapchat連携で生まれる“匿名性”と“気軽さ”
「Sendit」は、これまた海外ではメジャーなアプリ、Snapchatと連携して利用するアプリだ。ちなみに、SnapchatはLINEのようなアプリだと思ってもらえればいい。
1-1. Snapchatのレンズ機能と連携
「Sendit」で質問を募集するには、Snapchatの「レンズ」と呼ばれるARフィルター機能を利用する。この連携により、Snapchatのユーザーに対して、簡単に質問を募集できる。
1-2. 質問募集は「お題」で手軽に
「Sendit」では、「私に何でも聞いて」「最後に見た映画は?」など、あらかじめ用意された「お題」を使って、簡単に質問を募集できる。もちろん、自分で自由に質問内容を考えることも可能だ。
1-3. 回答はSnapchatのストーリーで公開
「Sendit」で集まった質問への回答は、Snapchatのストーリーで公開される。この時、質問者の名前は表示されず、匿名性が保たれる。
2. 「Sendit」の魅力:若者を惹きつける“3つ”のポイント
「Sendit」が若者を中心に人気を集めている理由は、主に以下の3つが挙げられる。
2-1. 匿名だから“本音”で質問できる
「Sendit」の最大の魅力は、匿名で質問できることだ。実名では聞きにくいような質問でも、匿名であれば気軽に聞くことができる。
2-2. 友達と“手軽”にコミュニケーション
「Sendit」は、Snapchatと連携しているため、Snapchatで繋がっている友達と簡単にコミュニケーションを取ることができる。
2-3. ゲーム感覚で楽しめる
「Sendit」には、様々な「お題」が用意されており、ゲーム感覚で質問を募集したり、回答したりすることができる。
3. 「Sendit」に潜むリスク:匿名性の“落とし穴”と“注意点”
一方で、「Sendit」には、匿名性ゆえのリスクも潜んでいる。
3-1. 誹謗中傷やいじめに繋がる可能性
匿名で質問できるため、誹謗中傷やいじめに繋がるような質問が送られてくる可能性がある。そのような質問が来ても、無視して回答しないようにしよう。
3-2. 使い方を間違えば、個人情報漏洩に
「Sendit」では、個人を特定できるような質問をしない、回答しないことが重要だ。「Sendit」のセキュリティがしっかりしていても、自分から個人情報を発信してしまっては元も子もない。とはいえ、これはどんなSNSを使う時にも言えることなので「Sendit」の欠点とはいえないだろう。
3-3. 有料コンテンツへの誘導に注意
「Sendit」は、基本無料で利用できるが、アプリ内には有料コンテンツも存在し、それらを購入するよう誘導される場合がある。
具体的には、質問者の身元がわかる「ヒント」が含まれたコンテンツなどだ。
「ヒント」を得ても、質問者の身元が特定できるとは限らない。課金をするのは、余裕のある範囲まででとどめておこう。
4. 「Sendit」の始め方:アプリのインストールから質問募集まで
「Sendit」を始める手順は、以下の通りだ。
4-1. アプリのダウンロードとインストール
まずは、App StoreまたはGoogle Playから「Sendit」アプリをダウンロードし、インストールする。
4-2. Snapchatアカウントとの連携
「Sendit」アプリを開き、画面の指示に従って、Snapchatアカウントと連携する。
4-3. 質問募集の作成と公開
「Sendit」アプリで、質問募集を作成する。あらかじめ用意された「お題」から選ぶか、自分で自由に質問内容を入力する。作成した質問募集は、Snapchatのストーリーで公開される。
5. 「Sendit」の今後:匿名コミュニケーションアプリの“未来”は?
「Sendit」のような匿名コミュニケーションアプリは、今後も一定のニーズが見込まれる。しかし、匿名性ゆえのリスクをどのように克服していくかが、今後の課題となるだろう。「Sendit」が、健全なコミュニケーションツールとして発展していくためには、ユーザー一人ひとりのリテラシー向上が不可欠だ。
一方で、匿名性を悪用した、誹謗中傷やいじめなどの問題が、今後も発生する可能性は否定できない。運営側には、より一層の安全対策が求められる。
6. まとめ:「Sendit」は“諸刃の剣”! 正しく理解し、賢く使おう
「Sendit」は、匿名で気軽に質問を募集・回答できる、ユニークなアプリだ。しかし、匿名性ゆえのリスクも伴う。“諸刃の剣”であることを理解し、正しく利用することが重要だ。「Sendit」を賢く使いこなし、安全にコミュニケーションを楽しもう!
「Sendit」は、あくまでもコミュニケーションツールの一つに過ぎない。その特性を理解し、上手に付き合っていくことが大切だ。