プログラミング不要!AIアプリ開発プラットフォーム「Bubble」の全貌

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皆さんは「AIの活用」と聞くと、どんなイメージを抱くだろうか?

おそらく、多くの人が「専門知識を持ったエンジニアが、難しいコードを書いて実現するもの」と考えているのではないだろうか。しかし、そんな常識を覆すツールが登場した。「Bubble」だ。なんとこのBubble、ノーコードでAIアプリが作れちゃうらしい。今回は、そんなBubbleの真価に迫ってみたいと思う。

1. そもそも「Bubble」って何者? ドラッグ&ドロップでアプリ開発できるヤツ

1-1. 彗星のごとく現れたノーコード界の先駆者

Bubbleは、2012年にアメリカで生まれたノーコード開発プラットフォームの先駆的存在だ。ノーコードとは、その名の通り、コードを1行も書かずにアプリケーションを開発する手法のこと。つまり、Bubbleを使えば、プログラミング未経験者でもWebアプリが作れてしまうのだ。

1-2. 触ってみれば分かる! 異次元レベルの直感操作

「ノーコード」と聞くと、何やら難しそうな印象を受けるかもしれない。しかし、Bubbleの操作は驚くほど簡単だ。ドラッグ&ドロップで画面上に要素を配置し、それらの動作を視覚的に設定していく。その直感的な操作性は、まるで高機能なプレゼン資料作成ソフトを使っているかのようだ。

1-3. DB、API連携も朝飯前。本格アプリ開発だって余裕

「でも、どうせ簡単なアプリしか作れないんでしょ?」と思ったあなた、侮るなかれ。BubbleはデータベースやAPI連携といった機能も備えている。ユーザー情報の管理や外部サービスとのデータ連携など、本格的なWebアプリ開発に必要な機能は、あらかた揃っているのだ。

2. BubbleでAIアプリ開発、マジでイケる3つの理由

さて、本題の「BubbleでAIアプリ開発」について話を戻そう。結論から言うと、BubbleはAIアプリ開発にもってこいのツールだ。ここでは、その理由を3つに絞って解説する。

2-1. プラグインでAI機能を簡単トッピング。しかも、あの有名サービスと連携可能

Bubbleの強みの一つが、豊富なプラグインだ。マーケットプレイスには、様々なプラグインが公開されており、ユーザーはこれらを自由に選択して、自分のアプリに組み込むことができる。そして、その中には、OpenAIのGPTシリーズ、Google Cloud AI Platform、Amazon SageMakerといった、名だたるAIサービスと連携するためのプラグインも含まれているのだ。

2-2. 「GPT-4o」にも対応!最新AI技術もノーコードで

さらに驚くべきことに、BubbleはOpenAIの最新モデル「GPT-4o」にも対応している。この「GPT-4o」、従来のモデルと比べて、処理速度が2倍、コストが半分という、まさにモンスター級の性能を誇る。しかも、音声処理能力も大幅に向上し、人間と区別がつかないレベルの自然な会話が可能だ。そんな最新AI技術を、Bubbleならノーコードでアプリに組み込めてしまうのだ。

2-3. ワークフローで実現する、AI処理の完全自動化

「でも、AIを組み込むのって、どうせ複雑な設定が必要なんでしょ?」と思うかもしれない。しかし、そこはBubble。ユーザーの行動をトリガーに、AIによる処理を自動的に実行させる「ワークフロー」機能を使えば、そんな心配も無用だ。例えば、「ユーザーがボタンをクリックしたら、GPT-4oが質問に回答を返す」といった一連の処理を、ノーコードで簡単に設定できる。

3. もう、具体例が欲しいって? Bubble製AIアプリ、見せちゃいます

「能書きはいいから、具体的にどんなAIアプリが作れるのか見せろ!」という声が聞こえてきそうだ。ここでは、Bubbleで作れるAIアプリの例をいくつか紹介しよう。

3-1. カスタマーサポートを救う「チャットボット」

OpenAIのGPTシリーズなどの言語モデルを活用すれば、ユーザーからの問い合わせに自動で応答するチャットボットを開発できる。24時間365日対応可能なチャットボットは、カスタマーサポートの現場に革命をもたらすだろう。

3-2. 画像認識で業務効率化!「物体検出アプリ」

Google Cloud Vision APIなどの画像認識サービスと連携すれば、画像分類や物体検出を行うアプリも作れる。例えば、ユーザーがアップロードした画像をAIが解析し、そこに何が写っているのかを識別する、といったアプリが考えられる。これは、製造業における検品作業や、ECサイトの商品管理などに、威力を発揮しそうだ。

3-3. 面倒な作業はAI任せ。「テキスト自動生成」

OpenAIのGPTシリーズなどのテキスト生成AIを使えば、記事の自動作成や要約を行うアプリも開発可能だ。キーワードを入力するだけで、それに基づいた記事をAIが自動生成してくれる。コンテンツマーケティングの強い味方になってくれるだろう。

3-4. データ分析もノーコードで。「売上予測アプリ」

Google Cloud AI Platformなどの機械学習サービスと連携すれば、データ分析アプリだって作れる。過去の売上データを基に、将来の売上を予測するアプリなどは、経営判断の強力なサポートツールとなるだろう。

4. BubbleでAIアプリ開発、ぶっちゃけ得なの? 損なの?

ここまで、Bubbleの魅力について語ってきたが、気になるのは「結局、Bubbleを使うメリットって何なの?」という点だろう。ここでは、BubbleでAIアプリを開発するメリットを、改めて整理してみよう。

4-1. 爆速! 開発スピードが段違い

Bubbleはノーコード開発プラットフォーム。つまり、コードを書く必要がない。これにより、従来の開発手法と比べて、圧倒的に速いスピードでアプリを開発できる。体感的には、従来の半分以下の時間で開発が可能だ。

4-2. エンジニア不足の救世主? 開発コスト削減の切り札

Bubbleを使えば、プログラミング未経験者でもアプリ開発が可能。これは、エンジニア不足に悩む企業にとって、大きなメリットだ。エンジニア採用にかかるコストを削減できるだけでなく、人材の選択肢も広がる。

4-3. カスタマイズ性も◎。JavaScriptで独自機能も実装可能

「ノーコードだと、細かいカスタマイズができないのでは?」と思うかもしれない。しかし、BubbleではJavaScriptを記述することもできる。つまり、既存のプラグインでは実現できない、独自の機能をアプリに実装することも可能なのだ。

4-4. アイデアを即、形に。ビジネスチャンスを逃さない

Bubbleの最大の強みは、そのスピードと柔軟性だ。AIを活用したビジネスアイデアを思いついたら、すぐにプロトタイプを作成し、テストすることができる。このスピード感は、変化の激しい現代のビジネス環境において、大きなアドバンテージとなるだろう。

5. 気になるお値段は? Bubbleの料金体系を整理

Bubbleには、無料プランと複数の有料プランが用意されている。

プランごとの価格と機能は以下の表の通りだ。

  Freeプラン
無料
Starterプラン
$29/月(年契約)
$32/月(月契約)
Growthプラン
$119/月(年契約)
$134/月(月契約)
Teamプラン
$349/月(年契約)
$399/月(月契約)
テスト開発
アプリのリリース
独自ドメイン
Bubbleバナー 削除不可 なし なし なし
月に使用できるワークロードユニット 50K 175K 250K 500K
ワークロードユニット超過にかかる料金 1K当たり0.3ドル 1K当たり0.3ドル 1K当たり0.3ドル
ストレージ容量 0.5GB 50GB 100GB 1TB
許容データベース数 200個 無制限 無制限 無制限
おすすめの用途 テスト開発
試しに触ってみたい方
アプリをリリースする場合 中規模の開発
チーム開発
大規模の開発
大人数のチーム開発

5-1. お試し利用なら「無料プラン」で十分

無料プランでも、Bubbleの基本的な機能は利用できる。まずは無料プランでBubbleの使用感を試し、本格的に活用したくなったら有料プランに切り替える、という使い方がおすすめだ。ただし、無料プランではBubbleのロゴが表示される、独自ドメインが使えないなどの制限がある点には注意が必要だ。

5-2. 本格運用なら「有料プラン」。商用利用もOK

有料プランは、月額課金制で、プランによって利用できる機能やリソースが異なる。本格的なアプリ開発や商用利用を考えているなら、有料プランの利用が必須だ。詳細は、Bubbleの公式サイトで確認してほしい。

6. ノーコードAI開発の未来は明るい!

Bubbleのようなノーコード開発プラットフォームの登場は、AIアプリ開発のハードルを大きく引き下げた。これは、AI開発の民主化と言い換えてもいいだろう。実際、SNSなどを見渡すと、Bubbleを使ってAIアプリを開発し、公開している人が増えている。今後、この流れはさらに加速するはずだ。

7. まとめ:迷ってる暇はない! BubbleでAI活用の未来を切り拓け

Bubbleは、ノーコードでAIアプリを開発できる、画期的なプラットフォームだ。ドラッグ&ドロップの直感的な操作で、主要なAIサービスと連携したアプリケーションを、迅速かつ低コストで開発できる。もはや、アプリ開発は一部の専門家やエンジニアだけのものではない。Bubbleを使って、あなたもアプリ開発の未来を切り拓いてみてはいかがだろうか。
Bubbleは日々進化を遂げており、新機能の追加や、使い勝手の改善が図られている。公式の情報や、SNSで実際に使っている人の意見などを参考に、常にキャッチアップしていきたいところだ。