Amazonの“本音”レビュー!? 「Amazon Vine」の仕組みと注意点

Amazon Vineプログラムのロゴ

Amazonで商品を探していると、「Amazon Vine 先取りプログラム」というラベルが付いたレビューを見かけることがあるだろう。これは、「Amazon Vine」と呼ばれる、Amazon独自のレビュープログラムのことだ。今回は、この「Amazon Vine」について、その仕組みやメリット・デメリット、メンバーになる方法などを、ざっくりと解説していくぞ!

1. 「Amazon Vine」の仕組み:メーカーから“無料”で商品提供、その“見返り”は?

Vineレビューの例

「Amazon Vine」は、メーカーや出品者が、自社の商品をAmazonのレビュアー(Vineメンバー)に“無料”で提供し、レビューを書いてもらうプログラムだ。

1-1. 「Vineメンバー」と呼ばれるレビュアー

Amazon Vineに参加するレビュアーは、「Vineメンバー」と呼ばれる。Vineメンバーは、Amazonから招待されたユーザーで、過去の購入履歴やレビューの内容などを基に選出される。

1-2. 提供される商品は“新商品”や“サンプル品”

Vineメンバーに提供される商品は、主に新商品やサンプル品だ。メーカーや出品者は、発売前の商品に対するフィードバックを得たり、商品の認知度を高めたりすることを目的としている。

1-3. レビューは“正直”に、でも“丁寧”に

Vineメンバーは、提供された商品について、正直なレビューを書くことが求められる。ただし、メーカーや出品者から、レビューの内容について指示を受けることはない。あくまでも、中立的な立場から、商品の良い点、悪い点を“丁寧”にレビューすることが重要だ。

2. 「Amazon Vine」のメリット:消費者にとって“お得”?

「Amazon Vine」は、Vineメンバーだけでなく、一般の消費者にとってもメリットがある。

2-1. “信頼性”の高いレビューが読める

Vineメンバーは、Amazonから選ばれたレビュアーであり、そのレビューは信頼性が高いとされている。また、商品を無料で提供しているとはいえ、メーカーが選んだ人に対してではなく、Amazonが選んだ人に対しての提供なので、いわゆる"サクラレビュー"にはなりにくい構造になっている。

2-2. 商品選びの“参考”になる

Vineメンバーのレビューは、商品の良い点だけでなく、悪い点も正直に書かれているため、商品選びの参考にしやすい。もちろん、無料でもらった商品となると評価が甘くなってしまうのも人の性というものだが、サクラレビューでいっぱいになるよりはずっといいだろう。

3. 「Amazon Vine」の注意点:メンバーになるには? デメリットは?

「Amazon Vine」には、いくつかの注意点もある。

3-1. 招待制:Amazonから“選ばれる”必要あり

Vineメンバーになるには、Amazonから招待される必要がある。誰でも自由に参加できるわけではない。

3-2. レビューの“義務”:期限内に投稿

Vineメンバーは、提供された商品について、期限内にレビューを投稿する義務がある。

3-3. 商品の“転売”は禁止

Vineメンバーは、提供された商品を転売することは禁止されている。

4. 「Amazon Vine」メンバーになるには? “選考基準”は?

Amazonは、Vineメンバーの選考基準を明確には公表していない。しかし、一般的には、以下の要素が考慮されると考えられている。

4-1. Amazonでの“購入履歴”

Amazonでの購入頻度や購入金額などが考慮されるらしい。とはいえ、具体的な基準は示されていないので、いくら以上ならOK、というのは存在しない。

4-2. レビューの“質”と“量”

過去に投稿したレビューの質(詳細さ、客観性など)や量が考慮される。しかし、具体的にどのように評価されているのかは謎だ。

4-3. 他のユーザーからの“評価”

他のユーザーから「役に立った」と評価されたレビューが多いほど、Vineメンバーに選ばれる可能性が高まる。

5. まとめ:「Amazon Vine」は“Win-Win”のプログラム! 今後の動向に“注目”

「Amazon Vine」は、メーカー、Vineメンバー、そして一般消費者のすべてにメリットがある、“Win-Win”のプログラムと言える。Amazonでの買い物をより“安心”して楽しむために、「Amazon Vine」レビューに注目してみてはいかがだろうか。