PCパーツ界で大きな存在感を放っている「Thermaltake(サーマルテイク)」。特に、電源やPCケース、冷却装置で有名な、台湾のメーカーだ。今回は、そのThermaltakeが手掛ける電源ユニットに焦点を当て、その実力に迫っていく。
- 1. Thermaltake電源の“ココ”がすごい! こだわりの設計が生み出す3つの強み
- 2. ケーブル方式は“3種類”! Thermaltake電源のラインナップを整理
- 3. “失敗しない”Thermaltake電源の選び方:“5つ”のポイントを徹底解説
- 4. “目的別”で選ぶ! Thermaltake“おすすめ”電源5選
- 5. まとめ:Thermaltake電源は買い! “用途”と“予算”で賢く選ぼう
1. Thermaltake電源の“ココ”がすごい! こだわりの設計が生み出す3つの強み
Thermaltakeの電源は、その“こだわり”の設計で、多くのユーザーから支持されている。
1-1. “高品質”な部品を採用:日本メーカー製コンデンサで“安定性”を確保
Thermaltakeは、電源の品質を左右するコンデンサに、日本メーカー製の“高品質”なものを採用している。特に、一次側には85℃、二次側には105℃のコンデンサを使用し、“信頼性”と“長寿命”を実現。近年では、低ESRおよび低インピーダンスな日本メーカー製105℃コンデンサを100%採用するモデルも登場し、“品質向上”への“飽くなき追求”を続けている。
1-2. “高効率”な変換を実現! 80PLUS認証で“省エネ”性能をチェック
電源ユニットの変換効率は、省エネ性能を測る上で“重要”な指標だ。Thermaltakeの電源は、80PLUS認証を取得しているものが多く、“高い変換効率”を保証している。80PLUS認証には、BRONZE、SILVER、GOLD、PLATINUM、TITANIUMなどのランクがあり、上位ランクほど“省エネ”性能に優れている。
1-3. “静音性”にも妥協なし! 低負荷時にファン停止機能も
Thermaltakeは、冷却性能だけでなく、“静音性”にも力を入れている。静音性に優れたファンを採用するだけでなく、低負荷時にファンの回転を停止する「Smart Zeroファンモード」を搭載するモデルも。“静かさ”を求めるユーザーにも“自信を持って”おすすめできる。また、Cybenetics Labsの静音認証においてLambda A-を取得している製品もあり、その静音性は“折り紙付き”だ。
2. ケーブル方式は“3種類”! Thermaltake電源のラインナップを整理
Thermaltakeの電源は、ケーブルの接続方式によって、大きく“3種類”に分けられる。
2-1. フルプラグイン:自由度の高いケーブルマネジメントが可能
フルプラグイン方式は、すべてのケーブルを着脱できるタイプだ。“必要最小限”のケーブルのみを接続できるため、ケース内の配線がスッキリし、エアフローも“改善”できる。ケーブルマネジメントに“こだわりたい”ユーザーに最適だ。
2-2. セミプラグイン:主要ケーブルは直付けで“初心者”にも優しい
セミプラグイン方式は、CPUやマザーボードに接続する主要なケーブルは直付けで、その他のケーブルを着脱できるタイプだ。フルプラグイン方式より“安価”な傾向があり、“初心者”でも扱いやすい。
2-3. 直付け:シンプル構成で“低価格”を実現
直付け方式は、すべてのケーブルが電源ユニットに直接接続されているタイプだ。“最もシンプル”な構成で、低価格なモデルに採用されることが多い。
3. “失敗しない”Thermaltake電源の選び方:“5つ”のポイントを徹底解説
3-1. 出力(W):PC構成に合わせて“余裕”を持った選択を
電源ユニットの出力(W)は、PCの消費電力に合わせて選ぶ必要がある。特に、高性能なグラフィックボードを搭載する場合は、“余裕”を持った出力のモデルを選ぼう。
3-2. 80PLUS認証:変換効率の“目安”に、上位ランクほど“高性能”
80PLUS認証は、電源ユニットの変換効率の“目安”となる。“電気代”を節約したいなら、上位ランクの認証を取得したモデルを選びたい。
3-3. プラグイン方式:配線の“美しさ”と“メンテナンス性”を考慮
ケーブルの“取り回し”や、ケース内の“エアフロー”を重視するなら、フルプラグイン方式がおすすめ。コストとのバランスを考えるなら、セミプラグイン方式も“有力候補”だ。
3-4. 用途で選ぶ:ゲーミング、クリエイティブ、一般用途、最適なモデルは“どれ”?
ゲーミングPCには、高出力で“安定性”の高いモデル、クリエイティブ用途では、静音性や“信頼性”の高いモデル、一般用途では、コスパに優れたモデルが適している。
3-5. 保証期間:長期保証モデルなら“より安心”
電源ユニットは、PCパーツの中でも“故障リスク”が比較的高い部品だ。“長期保証”が付いたモデルを選べば、万が一の際も安心だ。
4. “目的別”で選ぶ! Thermaltake“おすすめ”電源5選
ここでは、Thermaltakeの“おすすめ”電源を“目的別”に紹介する。
4-1. Smart Pro 500W STANDARD:静音性に優れた“エントリー”モデル
80PLUS STANDARD認証を取得した、静音性に優れる“エントリー”モデル。グラフィックボードを搭載しないか、または小さなものを搭載する場合など、ゲーミングではなく事務用途のみにPCを利用する予定のユーザーに最適だ。
4-2. TOUGHPOWER GX1 RGB 700W -GOLD-:“魅せる”PCに最適、RGB LED搭載
RGB LEDライティング機能を搭載した、デザイン性に優れたモデル。側面が透明になっているケースなどで、“魅せる”PCを構築したいユーザーに“おすすめ”。80Plus GOLD認証を取得しているため、効率もなかなか高い。
4-3. TOUGHPOWER GRAND RGB 850W:静音&高コスパ、“優等生”モデル
80PLUS GOLD認証を取得した、静音性とコストパフォーマンスに優れたモデル。容量が850Wのため高性能のグラフィックボードにも対応でき、多くのユーザーにとって“最適解”となり得る、“優等生”な一台だ。
4-4. TOUGHPOWER GF1 1200W:80PLUS GOLD認証の“ハイエンド”
80PLUS GOLD認証を取得したハイエンドモデル。最近、PCパーツ、とくにグラフィックボードの消費電力の増加が著しいため、あらかじめ1200Wのモデルを選んでおくのも、拡張性を残すという意味で十分にアリだろう。
4-5. TOUGHPOWER GF3 1350W:ATX 3.0準拠の“大容量”電源
最新のATX 3.0規格に準拠した“大容量”電源。ハイエンドグラフィックボードにも“余裕”で対応できる。“最上位”の性能を求めるユーザー向け。逆に、それ以外のユーザーにはややオーバースペックで、コスパの悪い商品になってしまう。
5. まとめ:Thermaltake電源は買い! “用途”と“予算”で賢く選ぼう
Thermaltakeの電源は、その“品質”、“性能”、“デザイン”、そして“コスパ”から、多くのユーザーに支持されており、電源選びの選択肢の筆頭と言っても過言ではないだろう。電源ユニットは、PCの安定動作を支える重要なパーツだ。“妥協”せず、自分の“用途”と“予算”に合った最適なモデルを選んでほしい。