【2025年版】WQHDゲーミングモニター決定版!画質もフレームレートも“妥協しない”

大画面モニターでゲームをプレイしている人

PCゲーマーにとって、モニター選びは勝敗や没入感を左右する超重要な要素だ! かつてはフルHD(1920x1080)が主流だったけど、「もっと高画質でプレイしたい!」と思うのは当然の流れ。かといって、4K(3840x2160)は美麗だけど、要求されるPCスペックが高すぎて、高フレームレートを維持するのが大変…。そんな悩めるゲーマーたちに、今まさに“最適解”として注目されているのが「WQHD(2560x1440)」解像度のゲーミングモニターなんだ! 今回は、なぜWQHDがゲーミングに最適なのか、そして、数ある製品の中から特におすすめのWQHDゲーミングモニターを5つ厳選して紹介していくぞ!

1. ゲーミングモニター選びの“キホン”:解像度だけじゃない! 見るべきスペック

SDRとHDRの違いを横並びで示した画像

SDRとHDRの違い(写真はNVidia公式より)

WQHDのおすすめモデルを見る前に、ゲーミングモニターを選ぶ上で絶対に押さえておきたい基本的なスペックをおさらいしよう。解像度以外にも、快適なゲーム体験のためにはこれらの要素が欠かせないんだ。

1-1. リフレッシュレート (Hz):映像の“滑らかさ”を決める! 144Hz以上が目安

リフレッシュレートは、1秒間に画面が何回書き換わるかを示す数値。単位はHz(ヘルツ)。この数値が高いほど、映像が“ヌルヌル”と滑らかに見える。一般的なモニターは60Hzだけど、ゲーミングモニターなら最低でも144Hz以上は欲しいところ。特にFPSなどの動きの速いゲームでは、その差は歴然だ!

1-2. 応答速度 (ms):動きの“キレ”と“残像感”に関わる! 1ms(GtG)が理想

応答速度は、画面の色が別の色に切り替わる速さを示す。単位はms(ミリ秒)。この数値が小さいほど応答が速く、動きの速い映像での残像感(モーションブラー)が少なくなり、映像の“キレ”が良くなる。ゲーミングモニターでは1ms(GtG) が一つの基準となっている。測定方法(GtG, MPRT)の違いもあるので注意が必要だ。

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1-3. パネル種類:IPS、VA、TN… 画質と速度のバランス

  • IPSパネル:視野角が広く、色再現性が高い。画質重視ならコレ。応答速度はやや苦手だったが、最近は高速なモデルも多い。
  • VAパネル:コントラスト比が高く、黒の表現が得意。没入感を求める人に。応答速度はIPSとTNの中間くらい。
  • TNパネル:応答速度が非常に速い。競技性の高いゲーム向けだが、視野角や色再現性は劣る。最近はIPSの高速化で影が薄れ気味。

現在の主流は、画質と速度のバランスが良いIPSパネルだ。

3-4. 同期技術 (G-SYNC/FreeSync):“画面のチラつき・ズレ”を防ぐ!

GPUが描画するフレームレートと、モニターのリフレッシュレートがズレると、画面がチラついたり(スタッタリング)、映像が途中でズレて表示されたり(テアリング)することがある。これを防ぐのが同期技術だ。NVIDIAの「G-SYNC」とAMDの「FreeSync」があり、それぞれ対応するGPUとモニターが必要。G-SYNC CompatibleやFreeSync Premiumなどの認証があるモデルを選ぶと安心だ。

3-5. HDR対応:より“リアル”な明暗表現を求めるなら

HDR(High Dynamic Range)に対応していると、明るい部分と暗い部分の表現力が豊かになり、よりリアルで没入感のある映像を楽しめる。ただし、HDRコンテンツを再生する必要があり、モニターの輝度性能(DisplayHDR 400/600/1000など)も重要になる。

2. なぜゲーミングに「WQHD (2560x1440)」が“最適”なのか?

画質ごとのピクセル数の比較

数ある解像度の中で、なぜ今「WQHD」がゲーミングモニターとして注目されているのか? その理由は、フルHDと4Kの“いいとこ取り”ができる点にある。

2-1. フルHDより“高精細”:敵を見つけやすく、没入感もアップ!

WQHDはフルHDの約1.8倍の画素数を持つ。これにより、映像のディテールがより鮮明になり、遠くの敵を発見しやすくなったり、ゲームの世界への没入感が高まったりする。一度WQHDを体験すると、フルHDには戻れないと感じる人も多いはずだ。

2-2. 4Kより“軽い”:高フレームレートを維持しやすい!

4Kは確かに美しいが、その分GPUへの負荷も非常に大きい。最高画質設定で高いフレームレートを維持するには、現行の最高級GPUが必要になることも。一方、WQHDなら、ミドルハイ~ハイエンドクラスのGPUで、高画質設定を保ちつつ、144Hz以上の高フレームレートを安定して出しやすい。画質とパフォーマンスのバランスが非常に良いのだ。

2-3. 画質とパフォーマンスの“スイートスポット”!

つまり、WQHDは**「フルHDでは物足りない、でも4Kはまだ早い(重い)」と感じる多くのゲーマーにとって、まさに“スイートスポット”**となる解像度なのだ。美しいグラフィックと滑らかな動きを両立させたいなら、WQHDは最高の選択肢と言えるだろう。

3. 【厳選】WQHDゲーミングモニター おすすめ5選:コレを選べば間違いない!

さあ、お待たせ! WQHD解像度で、ゲーミング性能もバッチリなおすすめモニターを5つ厳選して紹介するぞ!

3-1. Dell G2724D:コスパと性能の“黄金バランス”! 迷ったらコレ

  • 主なスペック: 27インチ、WQHD、Fast IPSパネル、165Hzリフレッシュレート、1ms (GtG) 応答速度、FreeSync Premium
  • 特徴: 高い基本性能をしっかり押さえつつ、比較的手頃な価格を実現している“優等生”。IPSパネルで画質も良好。高さ調整や回転機能も備え、使い勝手も良い。
  • おすすめな人: 初めてのWQHDゲーミングモニターとしても、コスパ重視で選びたい人にも最適。性能と価格のバランスが絶妙で、多くのゲーマーにおすすめできる鉄板モデルだ!

3-2. LG UltraGear 27GR75Q-B:“爆速”応答速度! IPSで高画質も譲れない

  • 主なスペック: 27インチ、WQHD、IPSパネル、165Hzリフレッシュレート、1ms (GtG) 応答速度、FreeSync Premium、HDR10
  • 特徴: LGのゲーミングブランド「UltraGear」の人気モデル。高速な応答速度とIPSパネルならではの美しい発色を両立。ゲームだけでなく、動画視聴などにも向いている。デザインもスタイリッシュ。
  • おすすめな人: 応答速度と画質の両方を高いレベルで求めるゲーマーに。LGの信頼性とブランド力を重視する人にもおすすめ。

3-3. ASUS TUF Gaming VG27AQL3A:ゲーミング機能“満載”! ELMB Syncで残像感ゼロへ

  • 主なスペック: 27インチ、WQHD、Fast IPSパネル、180Hzリフレッシュレート、1ms (GtG) 応答速度、FreeSync Premium、G-SYNC Compatible、ELMB Sync、HDR対応
  • 特徴: ASUSのゲーミングブランド「TUF Gaming」のモデル。180Hzの高いリフレッシュレートに加え、ASUS独自の残像低減技術「ELMB Sync」(同期技術と併用可能)を搭載。シャドウブーストなどゲーム支援機能も豊富。
  • おすすめな人: より高いリフレッシュレートと、残像感を極限まで低減したい競技志向のゲーマーに。ASUSならではの豊富なゲーミング機能も魅力。

3-4. MSI G274QPF-QD:“量子ドット”で鮮やか! 広色域で映像美も追求

  • 主なスペック: 27インチ、WQHD、RAPID IPSパネル、180Hzリフレッシュレート、1ms (GtG) 応答速度、FreeSync Premium、G-SYNC Compatible、DisplayHDR 400、量子ドット(QD)技術
  • 特徴: 量子ドット技術を採用し、非常に広い色域(Adobe RGB 98%, DCI-P3 97%)を実現。ゲームだけでなく、クリエイティブな作業にも使えるほどの高い色再現性が魅力。RAPID IPSパネルで応答速度も速い。
  • おすすめな人: ゲームプレイだけでなく、映像美にもこだわりたいユーザーに。写真編集や動画編集など、色精度が求められる作業もする人に最適。

3-5. BenQ MOBIUZ EX2710Q:“音”にもこだわる! エンタメ性抜群のゲーミングモニター

  • 主なスペック: 27インチ、WQHD、IPSパネル、165Hzリフレッシュレート、1ms (MPRT) 応答速度、FreeSync Premium、HDR400
  • 特徴: BenQ独自のHDRi技術で、コンテンツに合わせてHDR効果を自動最適化。さらに、高音質なtreVoloスピーカーを内蔵しており、別途スピーカーを用意しなくても迫力のあるサウンドを楽しめる。目に優しい「Eye-Care」技術も搭載。
  • おすすめな人: 映像だけでなく音響にもこだわりたい、ゲームも映画も楽しみたいエンタメ重視のユーザーに。スピーカーを置くスペースがない人にも嬉しい。

4. WQHDモニターでゲームを“最大限”楽しむための“注意点”

ゲーミングPCの写真

WQHDゲーミングモニターの性能を引き出すためには、いくつか注意点があるぞ。

4-1. GPU性能は“それなり”に必要!:最低でもミドルクラス以上

WQHD解像度で高リフレッシュレートを維持するには、それなりのGPUパワーが必要だ。最低でもNVIDIA GeForce RTX 4060 / AMD Radeon RX 7600クラス、快適なプレイを目指すならRTX 4070 / RX 7800 XTクラス以上を推奨したい。

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4-2. ケーブルも重要:DisplayPort接続が基本

高リフレッシュレートや同期技術をフルに活用するには、DisplayPortケーブルでの接続が基本となる。HDMIでも高リフレッシュレートに対応するバージョンはあるが、互換性や帯域幅の点でDisplayPortが有利な場合が多い。

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4-3. OSやゲーム設定:解像度とリフレッシュレートを正しく設定

モニターを接続したら、OSのディスプレイ設定で解像度(2560x1440)とリフレッシュレート(モニターの最大値)を正しく設定しよう。また、各ゲーム内のグラフィック設定も確認が必要だ。

5. まとめ:WQHDゲーミングモニターで、“最高のゲーム体験”を手に入れろ!

WQHDゲーミングモニターは、美しい画質と滑らかな映像表示を両立できる、まさにゲーマーにとっての“スイートスポット”だ。フルHDからのステップアップにも、4Kはまだ早いと感じる人にも、自信を持っておすすめできる選択肢と言える。今回紹介した選び方のポイントとおすすめモデルを参考に、あなたのプレイスタイルや予算にぴったりのWQHDゲーミングモニターを見つけてほしい。そして、最高のグラフィックとパフォーマンスで、ゲームの世界に”どっぷり”と浸かってくれ! モニターを“アップグレード”して、ゲームの世界を“制覇”しよう!