
Intelの第12世代、第13世代、そして最新の第14世代Coreプロセッサー。これらの高性能なCPUを使って、最強のゲーミングPCやクリエイターPCを組みたいと考えているなら、その“相棒”となるマザーボード選びは“極めて重要”なステップだ。そして、これらのCPU、特にオーバークロックが可能な「K」付きモデルの性能を“限界”まで引き出すために設計されたチップセット、それが「Z790」だ!。今回は、数あるマザーボードの中から、なぜZ790を選ぶべきなのか、そして、価格帯や目的に合わせたおすすめのZ790マザーボードを厳選して紹介していくぞ!
- 1. なぜ「Z790」チップセットを選ぶのか? B760との“決定的”な違い
- 2. Z790マザーボード選びの“重要”チェックポイント
- 3. 【価格帯・目的別】おすすめZ790マザーボード 6選
- 4. まとめ:Z790マザーボードは“PCの土台”! “最適”な一枚で最高のパフォーマンスを
1. なぜ「Z790」チップセットを選ぶのか? B760との“決定的”な違い
Intel 700シリーズチップセットには、より安価な「B760」や「H770」もある。では、なぜ高価な「Z790」を選ぶのか? そこには、パフォーマンスを追求するユーザーにとって“譲れない”理由があるんだ。
1-1. CPUオーバークロック (OC):K付きCPUの“限界”を解放!
これがZ790を選ぶ最大の理由だ。「Core i9-14900K」や「Core i7-14700K」といった、末尾に「K」が付くCPUは、倍率ロックがフリーになっており、定格以上のクロック周波数で動作させる「オーバークロック」が可能だ。そして、このCPUオーバークロック機能を公式にサポートしているのは、Zシリーズチップセットだけ。CPUの持つ潜在能力を100%以上引き出したいなら、Z790は必須の選択となる。
1-2. 豊富なPCIeレーン:多くのデバイスを“高速”に接続
Z790は、B760などの下位チップセットと比較して、チップセット自体が持つPCIeレーンの数が多い。これにより、複数の高速なNVMe SSDや、グラボ以外の拡張カード(キャプチャーボードなど)を同時に接続しても、帯域不足に陥りにくい。
1-3. 充実したI/Oポート:USBポートなどが“豊富”
マザーボードメーカーは、Z790をハイエンドモデルとして位置づけているため、USBポートの数や種類、ネットワーク機能、オーディオ機能なども、下位チップセットのモデルより充実している傾向にある。
2. Z790マザーボード選びの“重要”チェックポイント
Z790マザーボードと一口に言っても、価格は3万円台から10万円を超えるものまで様々。後悔しないために、以下のポイントをしっかりチェックしよう。

2-1. VRM電源フェーズ:CPUへの“電力供給”の安定性
Core i9などの上位CPUは、非常に多くの電力を消費する。この電力を安定して供給するのが「VRM(Voltage Regulator Module)」と呼ばれる電源回路だ。「フェーズ数」が多いほど、より安定した電力供給が可能となり、オーバークロック時の安定性も増す。Core i7以上を使うなら、16フェーズ以上を目安にしたい。
2-2. メモリ対応:DDR5? DDR4? OCメモリのサポートは?
Z790マザーボードには、最新の「DDR5」メモリ対応モデルと、旧世代の「DDR4」メモリ対応モデルがある。今から組むなら、将来性も考えてDDR5対応モデルがおすすめ。また、高速なオーバークロックメモリをどこまでサポートしているかも確認しよう。
2-3. M.2スロット:数、速度 (Gen4/Gen5)、ヒートシンクの有無
高速なNVMe SSDを接続するためのM.2スロットの数と、その対応速度(PCIe Gen4か、最新のGen5か)は重要。すべてのスロットにヒートシンクが標準装備されているかもチェック。もしヒートシンクが装備されていない場合、SSDの性能を引き出すためには別途ヒートシンクを購入する必要がある。
2-4. 拡張スロット (PCIe):グラボ以外の拡張カードは使う?
グラフィックボードを挿すPCIe x16スロット以外に、キャプチャーボードやサウンドカード用のx4, x1スロットがいくつ必要か考えよう。
2-5. ネットワーク機能:2.5G LAN、Wi-Fi 6E/7
有線LANは、高速な2.5Gbps LANが標準的。Wi-Fiも、高速なWi-Fi 6Eや、最新のWi-Fi 7に対応しているモデルが増えている。
2-6. フォームファクタ:ATX, Micro-ATX, Mini-ITX
PCケースのサイズに合わせた規格(大きさ)を選ぶ。最も一般的で拡張性が高いのは「ATX」だが、コンパクトなPCを組みたいなら「Micro-ATX」や「Mini-ITX」を選択するのも手だ。。
3. 【価格帯・目的別】おすすめZ790マザーボード 6選
さあ、お待たせ! 上記のポイントを踏まえ、数あるZ790マザーボードの中から、特におすすめのモデルを厳選して紹介するぞ!
3-1. 【高コスパ】ASRock Z790 Pro RS
特徴:Z790マザーボードの中でも、比較的リーズナブルな価格ながら、14+1+1フェーズのしっかりした電源部、4基のM.2スロット、2.5G LAN、USB3.2 Gen2x2スロットなど、“必要十分”な機能をバランス良く搭載。
おすすめポイント:コストを抑えつつZ790の基本性能(OC含む)を手に入れたいユーザーに最適。Core i5やi7クラスとの組み合わせで、コストパフォーマンスの高いゲーミングPCを組むのにピッタリな一枚。
3-2. 【安定の定番】ASUS TUF GAMING Z790-Plus WIFI
特徴:軍用グレードの部品を採用し、高い耐久性と安定性を誇るASUSの人気シリーズ「TUF GAMING」。16+1フェーズの強力な電源部と大型ヒートシンク、4基のM.2スロット、Wi-Fi 6Eなどを備える。
おすすめポイント:長期間、安定して使える信頼性を求めるゲーマーにとっての“鉄板”モデル。派手さはないが、質実剛健な作りで、Core i7やi9を安心して搭載できる。
3-3. 【高級感の塊】ASRock Z790 Nova WiFi
特徴:黒を基調とした美しいデザインに映えるRGBライティングが目を引くモデル。20+1+1フェーズの超強力な電源部、PCIe Gen5対応のM.2スロットを1基含む合計6基のM.2スロット、Wi-Fi 7、5G LANなど、性能も最上級。
おすすめポイント:かっこいいパーツでPCを組みたい“魅せるPC”ユーザーに。デザインだけでなく、性能にも一切妥協したくない人に最適。
3-4. 【ミドルハイの王者】MSI MPG Z790 CARBON WIFI II
特徴:カーボン調のデザインがクールなMSIの主力モデル。19+1+1フェーズの強力な電源部、Gen5対応M.2スロットを含む5基のM.2スロット、Wi-Fi 7、5G LANと、最新規格を網羅。大型のヒートシンクによる冷却性能も高い。
おすすめポイント:最新機能と高いOC性能をバランス良く求めるユーザーにとっての“スイートスポット”。Core i9クラスのCPUを搭載し、高性能なゲーミングPCを組むのに最適な一枚。
3-5. 【最強への道】ASUS ROG MAXIMUS Z790 DARK HERO
特徴:自作PCユーザーの“憧れ”であるASUS「ROG MAXIMUS」シリーズ。20+1+2フェーズのモンスター級電源部、Thunderbolt 4ポート、Wi-Fi 7、5G LANなど、考えうる限りの最高級機能を搭載。AIによる自動オーバークロック機能も強力。そしてお値段も最高級…。
おすすめポイント:予算に上限を設けず、最高のパフォーマンスと機能を追求するオーバークロッカーやエンスージアスト(熱狂的愛好家)向けの“究極”の一枚。
3-6. 【Mini-ITX最強】ASUS ROG STRIX Z790-I GAMING WIFI
特徴:17cm四方の小さな基板に、Z790のパワーを凝縮したMini-ITXマザーボード。強力な電源部、DDR5対応、Gen5対応PCIe x16スロット、2基のM.2スロット、Thunderbolt 4など、小型ながら一切の妥協がない。
おすすめポイント:コンパクトで高性能なPCを組みたいユーザーにおすすめの選択肢。コンパクトながらもハイスペックな構成で、Core i9を搭載した“小さな巨人”を組むことができる。
4. まとめ:Z790マザーボードは“PCの土台”! “最適”な一枚で最高のパフォーマンスを
Z790マザーボードは、Intelの高性能CPUの能力を最大限に引き出すための、まさにPC全体の“土台”となる重要なパーツだ。安価なモデルから超ハイエンドモデルまで、その選択肢は多岐にわたるが、重要なのは「自分が搭載するCPUとのバランス」と「どんな機能が必要か」を見極めること。Core i5なら高コスパモデル、Core i7なら定番のミドルクラス、そしてCore i9なら強力な電源部を持つハイエンドモデル、といったように、CPUの“格”に合わせて選ぶのが基本だ。今回紹介した選び方のポイントとおすすめモデルを参考に、PCに最適な一枚を見つけ出してくれ!