パソコンのモニターの解像度を示す、「フルHD」「WQHD」「QHD」といった文字。そのうち、「WQHD」と「QHD」はとても似ていて、何が違うのだろうか?と疑問に思っている方も少なくないのではないだろうか。そこで今回は、モニター解像度を表す「WQHD」と「QHD」の違いについて、簡潔に解説していくぞ!
- 1. 「QHD」とは?:2560x1440ピクセルの解像度
- 2. 「WQHD」とは?:QHDに“Wide”の「W」が付いた表記
- 3. なぜ「W」が付く?:「Quad HD」との混同を避けるため
- 4. まとめ:「WQHD」じゃなくて「QHD」なら要注意! 解像度を確認しよう
1. 「QHD」とは?:2560x1440ピクセルの解像度
「QHD」は、「Quad HD」の略で、2560x1440ピクセルまたは2560×1600の解像度を指す。これは、HD解像度(1280x720ピクセル)の4倍の画素数を持つことから、「Quad(4倍の)」HDと呼ばれるようになった。
2. 「WQHD」とは?:QHDに“Wide”の「W」が付いた表記
「WQHD」は、「Wide Quad HD」の略で、QHD(2560x1440ピクセル)と同じ解像度を指す。つまり、「WQHD」は、「QHD」のうち2560×1440ピクセルの方のみを指している。
言葉だとわかりづらいので表にすると、以下の通りだ。
QHD | WQHD | |
---|---|---|
2560 x 1440 | 〇 | 〇 |
2560 x 1600 | 〇 | × |
3. なぜ「W」が付く?:「Quad HD」との混同を避けるため
では、なぜ「QHD」に「W」を付けて「WQHD」と表記する場合があるのだろうか? それは、「QHD」という言葉が、2560x1440ピクセルの解像度だけでなく、2560×1600の解像度を指す場合もあるため、混同を避けるためだ。
「WQHD」の「W」は、「Wide」の頭文字で、画面比率が16:9のワイドであることを示す。これにより、「QHD」と表記した場合と違い、2560x1440ピクセルの解像度であることを明確にしている。
結論として、「WQHD」と「QHD」は、どちらも2560x1440ピクセルの解像度を指す言葉ではあるが,「QHD」の場合、2560×1600の解像度を指すこともある、と覚えておこう。
4. まとめ:「WQHD」じゃなくて「QHD」なら要注意! 解像度を確認しよう
「WQHD」と「QHD」は、どちらも2560x1440ピクセルの解像度を指す言葉である一方、「QHD」の場合、2560×1600の解像度を指すこともある。なので「QHD」と書いてあるから2560x1440ピクセルだろう、と思い込んでいると、届いてみたら2560×1600だった、ということになりかねない。
一方「WQHD」の「W」は、「Wide」の頭文字で、画面比率が16:9であることを示しているため、2560x1440ピクセルの解像度しか指さない。そのため,「WQHD」と書いてあるときは注意の必要はないが、「QHD」とあるときはそれがどちらの解像度を指しているのか、しっかりと確認してから購入するようにしてくれ!