デスク配線整理の必需品10選をまとめて紹介|ケーブルボックス・ホルダー・結束バンド

ケーブルが整理されてほとんど視認できない、おしゃれなデスクセットアップ

リモートワークやオンラインゲームが当たり前になり、PCデスクはもはや“第二の仕事場”であり、“リラックススペース”でもある。お気に入りのPC、こだわりのモニター、打ち心地の良いキーボード…。しかし、ふとデスクの下や隅に目をやると、そこには無数のケーブルが…。まるでスパゲッティ状態のその光景に、見て見ぬフリをしていないだろうか? 今回は、そんな“配線地獄”から抜け出し、仕事やゲームの集中力を爆上げする、スッキリ整理された“理想のデスク”を作り上げるためのアイテムを、厳選して紹介していくぞ!

1. なぜ“ごちゃごちゃ配線”はダメなのか?:見た目だけじゃない“深刻”なデメリット

机の下に配線がぐちゃぐちゃに伸びている

ケーブルが何と繋がっているのかさっぱりわからなくなる

「別に見た目が悪いだけで、実害はないでしょ?」なんて思っていたら大間違いだ。ごちゃごちゃ配線は、君の快適なデスクライフを静かに、しかし確実に蝕んでいく。

  • ① 圧倒的に“ダサい”:どんなにカッコいいガジェットを揃えても、配線が汚いだけで全てが台無し。モチベーションが下がる。
  • ② 掃除が“地獄”:ケーブルの周りにはホコリが溜まり放題。掃除機をかけるのも一苦労で、不衛生な環境の元凶となる。
  • ③ 危険の“温床”:ホコリが溜まった電源タップは火災(トラッキング現象)の原因になりかねない。足を引っかけてPCを倒してしまうリスクもある。
  • ④ 効率の“低下”:「あのケーブルはどれだっけ?」と探す時間は無駄の極み。接続トラブルの原因究明も困難になる。

どうだ? もはや配線整理は“趣味”ではなく、快適で安全な環境を維持するための“投資”と言ってもいいだろう。

2. 【脱・配線地獄】2つのアプローチで“スッキリ”デスクは作れる!

この“魔境”を攻略するためのアプローチは、大きく分けて2つ。この2つを組み合わせることで、驚くほどデスクはスッキリするんだ。

  • アプローチ①:そもそも“線をなくす”!【ワイヤレス化】
    物理的にケーブルの本数を減らしてしまう、最も根本的な解決策。
  • アプローチ②:どうしても“必要な線”“隠してまとめる”!【ケーブル収納】
    なくすことのできないPCやモニターの電源ケーブルなどを、視界から“消し去る”技術。

さあ、この2つのアプローチに沿って、具体的な“神アイテム”を見ていこう!

3. 【Step 1:隠す】ごちゃつきの“元凶”を視界から消す!

配線整理の基本にして、最も効果的なのが「隠す」こと。ごちゃごちゃの“震源地”である電源タップ周りを、まずは視界から消し去ろう。

3-1. アイテム①:ケーブルボックス - 電源タップとACアダプターの“巣”

ボックス内に配線が仕舞われている

役割:ごちゃつきがちな電源タップ、コンセント、大きなACアダプターなどを、丸ごと“箱”の中に入れて隠してしまうアイテム。

選び方:中に入れる電源タップやアダプターのサイズを測り、余裕のある大きさのものを選ぼう。熱がこもりにくいように、通気性の良いデザインや、燃えにくい素材(難燃性プラスチックなど)でできているものが安心だ。

3-2. アイテム②:ケーブルトレー(ケーブルオーガナイザー) - デスク下の“空中収納”

サンワダイレクトのケーブルトレー

役割:デスクの天板裏に取り付けて、電源タップやケーブルを“空中”に収納するメッシュ状やトレイ状のアイテム。床に何も置きたくない“究極の床スッキリ派”におすすめ。

選び方:クランプ式なら天板に穴を開けずに設置できて便利。ネジでしっかり固定するタイプは、より多くの重量に耐えられる。メッシュタイプは通気性が良く、どこからでもケーブルを通せるので扱いやすい。

4. 【Step 2:まとめる】バラバラのケーブルを“結束”して一本化!

隠しきれないケーブルや、同じ方向に伸びるケーブルは、「まとめる」ことで一本の太い線のように見せ、存在感をなくすのがコツだ。

4-1. アイテム③:マジックテープ式 結束バンド - 何度でも使える“万能選手”

マジックテープ式の結束バンド

役割:複数のケーブルを束ねるためのバンド。特にマジックテープ式(面ファスナー)は、付け外しが自由自在なので、機器の配置換えやケーブルの追加・削除が簡単なのが最高。

選び方:必要な長さにカットして使えるロールタイプと、カット済みのものをお好みで。ロールタイプは太い束にも対応できる反面、カットの手間があり、カット済みのものはその逆だ。筆者は面倒くさがりなのでカット済み派。

4-2. アイテム④:ケーブルスリーブ / スパイラルチューブ - 複数のケーブルを“美しく”包む

役割:複数のケーブルを“筒”状のカバーで覆い、見た目を一本の太いケーブルのように見せるアイテム。デスクからPC、モニターからPCへ向かうケーブル群に使うと、効果は絶大。

選び方:伸縮性のある布製の「スリーブ」は質感が良く、スリット入りなら後からケーブルを追加しやすい。プラスチック製の「スパイラルチューブ」は、好きな場所からケーブルを分岐させられるのが便利だ。

5. 【Step 3:固定する】ケーブルの“定位置”を決めて迷子にさせない!

まとめたケーブルや、単独で這わせるケーブルは、「固定する」ことでだらしなく垂れ下がるのを防ぎ、ルートを確定させる。

5-1. アイテム⑤:マグネット式 ケーブルホルダー - “着脱自在”なスマートさ

Anker Magnetic Cable Holder

役割:土台をデスクに貼り付け、ケーブルに取り付けたマグネットクリップを“ペタッ”とくっつけて固定する。iPhoneの充電ケーブルなど、毎日使うケーブルの先端をスマートに整理できる。

選び方:複数のケーブルを保持できるものが便利。デザインも豊富なので、デスクの雰囲気に合わせて選ぼう。

5-2. アイテム⑥:粘着テープ式 ケーブルクリップ - “ガッチリ”固定したい場所に

ケーブルクリップ 粘着テープ式の画像

役割:両面テープでデスクの側面や脚、壁などに貼り付け、ケーブルをパチっとはめ込んで固定する。安価で目立たないのが魅力。

選び方:通したいケーブルの太さに合ったサイズを選ぼう。複数本通せるタイプや、開閉できるタイプもある。

5-3. アイテム⑦:配線カバー - 壁や床を“這わせる”ケーブルの最終手段

役割:壁や床、デスクの裏などに長距離でケーブルを這わせる際に、ケーブルを内部に収納して隠すカバー。

選び方:必要な長さと、収納したいケーブルの本数に合った太さを選ぶ。角を曲がるためのパーツ(マガリ)などもある。

6. 【Step 4:効率化】“未来”の配線整理はもっとスマートに!

見た目を整えるだけでなく、より機能的にするためのアイテムも導入しよう。

6-1. アイテム⑧:電源タップ(個別スイッチ付き / USBポート付き) - 賢く“節電”&“充電”

電源タップの写真

役割:ケーブルボックスの中に入れる電源タップも、高機能なものを選びたい。個別スイッチ付きなら待機電力をカットして節電できる。USBポート(特にType-CのPD対応)付きなら、スマホやタブレットの充電器を減らせて、さらにスッキリ。

選び方:雷サージ保護機能や、ホコリ防止シャッター付きなど、安全機能もチェックしよう。筆者の個人的おすすめは、USB充電もでき、コンセント穴も多い、下の商品だ。

6-2. アイテム⑨:モニターアーム - “究極”の配線隠し&スペース確保

モニターアームの写真

役割:モニターをデスクから“浮かせる”ためのアーム。モニター下のスペースが解放されるだけでなく、アーム内部にケーブルを隠すことができるモデルが多く、究極の配線隠しアイテムとも言える。

選び方:モニターの重量とサイズ(インチ)、VESA規格に対応しているかを確認しよう。

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7. 豆知識:配線整理を“始める前”のコツ

最後におまけとして、筆者が配線整理をする前に必ず行っている"コツ"を紹介しよう。

  • ① 全ての機器の電源をオフにし、プラグを抜く:安全第一!
  • ② 一度全てのケーブルを外す:思い切ってリセットするのが近道。
  • ③ 不要なケーブルを捨てる:意外と使っていないケーブルがあるはず。
  • ④ ケーブルにラベリングする:マスキングテープなどで「モニター」「PC」などと書いておくと、後で絶対に迷わない。

ちょっと手間に感じるかもしれないが、作業の後戻りが減り、結果的にはだいぶ時短になるはずだ。

8. まとめ:配線整理は“最高の自己投資”! スッキリデスクで“生産性”を爆上げしよう!

デスクの配線整理はめんどくさいが、一度やってしまえば、それからずっと快適に過ごせる"投資"だ。「隠す」「まとめる」「固定する」という3つのステップと、今回紹介した10個の必需品を駆使すれば、デスクは美しく、機能的になるはず。ごちゃごちゃの“スパゲッティ配線”に別れを告げ、掃除がしやすく、安全で、何より気持ちよく作業に集中できる“理想”のデスク環境を手に入れよう! きっと、仕事や趣味の生産性も爆上がりすること間違いなしだ!